義務では務まらない介護職

少子高齢化により町には高齢者が溢れ、交通事故や特殊犯罪の被害に遭う方も少なくありません。自宅では介護しきれない方の世話をする介護職は過酷な労働でありますが、現場で働くスタッフはそのことを承知の上で働いています。
過酷な労働をするには覚悟が必要、覚悟をするのに欠かせないものは使命感です。誰かが介護を行わなければ介護難民で社会は混乱、日本社会の礎を築いた方々が不安を抱えたまま人生を終わらせることに憤りを感じるような方が介護の世界で奮闘しています。
介護スタッフは経済的利益より人類愛を優先する人柄なため、プライベートでも他者を優先する行動を取ります。信号待ちの高齢者がいれば周囲に注意を払い、重たい荷物を持つ高齢者がいれば代わりに持ち、席が空いていなければ自身は立って席を譲ります。
介護職に就くような方は、見て見ぬふりが出来ない方でなくては務まらないと思いますし、見て見ぬふりすることが苦痛になると思います。高齢になると今まで当たり前に出来たことが行えなくなり、本人はストレスを抱えるようになります。
医師や看護師は肉体的衰えをリハビリで対処しますが、介護スタッフは精神的衰えをコミュニケーションで対応します。見て見ぬふりが出来ない心やコミュニケーション対応力は仕事上の義務として身に付けるものではなく、日頃からの生活習慣によって習得されるものです。
しかし、いつまでも仕事のことばかり考えていたら疲れてしまいます。仕事は仕事、プライベートはプライベートと切り離すことも大切だとも思います。
介護職は日勤でもいろんな時間帯があり、それにプラスして夜勤もあり、かなり不規則な生活になってしまい体調を崩してしまった介護士も居ます。もちろん仕事も大切ですが自分自身を大切にすることも仕事をするために重要です。
介護士として仕事で活躍するためにも規則正しい生活習慣をするためのポイントを知っておくことは大切です。